6 自然科学地理風水の末世論

2011平成23年)3月11)に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、及びその後の余震により引き起こされた東日本大震災は大規模地震災害であった。当時、石原都知事は 「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」と公言し、その後、真意は無かったと陳謝する。

平安時代において、中央政権である朝廷は、地震が発生すると、天罰としてとらえた。群発地震に対しては仏の力をかり、善政を行うことにより、地震の発生を抑制しょうとした。そして大規模な天災が発生したとき、被災者に対しては、食料の提供、税の免除、生活再建の支援を約束した。災害は天が与えた権力者への警鐘とみなされていたことから、天皇はね読経によって仏の力に頼ろうとする一方、善政を誇示することで地震をとめようとした。

火山列島日本に住む日本人は、地震や火山の爆発など、そまざまな天災に見舞われながらも、過去の教訓を生かしながら、その都度、立ち直り、新しい発展への基礎を築いてきた。このような歴史的経緯を知っていれば、どんな天災に見舞われたとしても、復興への道を着実に歩むことができるだろう。   

6-1 国土と追憶 

人間は科学・技術の力により自然を加工して、自然のリズムを崩すばかりでない。地下街、巨大・高層ビル、巨大乗り物などの人工空間はすべて人工的世界といえる。他方では、グローバル化した情報化社会が進み、テレビ・ラジオのみでなく、24時間休まず動き続けている業種がどんどん増えて、人間の生理的リズムを狂わせている。私たちの社会生活は自然から遊離し、いかに不自然な生活を強いられているかということである。非自然化された人工的世界に住んでいると、環境異変に徐々に鈍感になる欧州行脚で日本文化との違いは、13世紀をタイムスリップした街づくり、自然環境の保全活動だ。キリスト大聖堂などはルネサンス文化そのままだ。日本では近代建設から深刻な環境破壊と、その結果としてもたらされる自然界から偏りのバランスを戻そうとする、人間にとって、その異変は通常の異変でなく、歴史的な大異変となって脅威の自然力のうねりが、どことなく忍び寄っている

6-2   地球環境と末世

異変はいま、世界中で起きつつあるのが良く分ります。そしてであることもお分かりになるのでは無いかと思います。その原因は「地球大異変のなかでご説明していますが、太陽系惑星群に属する地球は、78万年ぶりに突入しようとしている、銀河系宇宙の渦の波から、強力な地磁気や熱を受けつつあるために、現在地球上でも現在の人類が始めて経験するような異変が、起きつつあるものと捉えて居ります。この捉え方に付いて同じ考えの方はまだ少ないのですが、徐々に賛同者がふえつつある段階です。この視点から現在の地球環境の異変はいろいろな所にでているから「温暖化」ではなく「気候異変」、「地球環境異変」の問題として多面的に捉えるべきである。
 科学史の教えるように、自然科学の説や法則の真偽は、一種類の実験や、一種類のデータだけで決定的なことは言えない。一つの理論をひっくり返すには、あるいは新たな仮説を承認し受け容れるには、多くのデータと多面的な綜合判断に基づいて問題点を絞り込み、最終的結論に到達するのである。
 まして地球のような複雑系の場合はなおさらのことである。地球の温暖化や気候異変はCO2によるものか否かは、平均気温の上昇のみ見て単眼的な判断ではなく、地球のあらゆる異常変化を基に多面的(複眼的)な総合判断が必要である。それが本当の科学的方法である。

 

6-3  人工的な環境改変と環境破壊

人間は、周りの環境に手を加えて、人間の都合によって自然が変え自分に都合のよいように改変、自然破壊し続けてきた。少なくとも農耕が始まってからは、ヒトはその生活の場に人工的に空き地を作り、人為的に植物を栽培し、数種の選ばれた動物をその周囲で飼育する、といったことを行ってきた。さらにその周囲の自然環境に対しても、大なり小なり影響を与え、自分たちが住みやすいように改変してきた。19世紀に入って産業革命(工業化)が先進各国で本格化し大規模な工業が発達すると、原料や廃棄物の量がそれまでとは比較にならないほどに大きくなった。また、20世紀にはいると、機械などの発達によってその作業能力も格段に大きくなった。そのため、それ以前とは比べものにならないほど自然を改変する場合の規模、速度が大きくなった。それによって浮上したのがこの自然破壊の問題である。自然破壊への意識として沈黙の春』出版以降、環境破壊を意識する流れが、世論を形成し、自然破壊が原因と見られる異常気象が多発するなど、環境の改変が人間の意図しない事態を引き起こす事例が明確になってきた。このため、過剰な環境破壊が進めば、今以上に人間がその代償を受けることを繋がると危惧し、人間の経済活動などの利己的な振る舞いによる自然破壊を阻止しようと社会運動、その反面、地球にはまだ多くの自然が残されているとし、多少の破壊は人間の利益追求・経済活動のためにはやむを得ないと思想もある。ただし、環境破壊が破壊そのもによる景観の破壊や、その行為による想定外の災害健康被害が人間の利益を損ね、結果的に一部の人々の利益の為に無関係な人々が損害を被るといった外部不経済をもたらす点を鑑みれば、環境破壊は経済活動に対してもマイナスに働き、経済活動のためにはやむを得ないと思想は利に合っているとはいえない。個々の自然破壊に対するへの意識は高まってきてはいるものの、人間活動そのものに関わる問題であり、一筋縄には行かないのが現状で、現在も自然破壊は進み続けている。自然破壊の例と起こりうる問題森林破壊 - 洪水、崖崩れ、大気浄化能力低下、地球温暖化砂漠化大気汚染 - 地球温暖化、酸性雨、呼吸障害などの人体へ悪影響を及ぼす公害水質汚染海洋汚染 - 赤潮、海産物摂取による公害(例として水俣病土壌汚染 - 地下水汚染、農産物摂取による公害生態系破壊 - 在来種の減少・絶滅(個体数の少ない希少生物(絶滅危惧種など)が特に懸念される)

 

 6-4  自然回復への道

地球科学から日本列島はアイソスタシー: isostasy)、大地の平衡、バランスの中で成り立っています。比較的軽い地殻が、重く流動性のある上部マントルに浮かんでおり、地殻の荷重と地殻に働く浮力がつりあっている。具体的には地殻均衡は山脈の下の物質は他の土地に比べ密度が小さく、地殻均衡説によればマントルは液体のような働きをしているが、地震波の観測によれば固体である。すなわちマントルは長い年月によるゆっくりした力には、液体の性質を示し、瞬間的な力には固体の性質をもつものです。地球史から大地は褶曲され、様々な地質紋様がみられます。地震も地球を正常に戻そうとする働きで、アイソスタシー法則に沿ったものです。大地を改変し自然逆らった方向が崩壊系、地すべりも大地のアイソスタシー法則に則った方向先なのです。大災害は科学万能の世紀で失われた、自然に逆らったものをもとに戻そうとする働きなんです。

 

地球の環境破壊が懸念されてから半世紀以上が経ったにも関わらず、環境ホルモンの増大、森林伐採の拡大、地球砂漠化の広がり、大気汚染でダイオキシンの増大、地球温暖化、オゾン層の破壊そして、人間社会の生活の中で、原因不明の病気の増大、成人病の拡大、さらに青少年たちへの成人病の広がり、結果、生活習慣病と改めなければならない状況。血液の病気(がん)の異常拡大など豊かな生活を過ごしてきた反面、さまざまな異常が出始めて、私たちの生活を生活環境を脅かしています。


人の体内環境の破壊、地球環境の破壊。この地上にいつまで住むことが出来るかさえ判らず、不安が出始めています。一説によるとこのままでは、あと半世紀ほどで地球には人が住めなくなるほど地球破壊が進むと言われています。次世代の子どもたち、孫たち、曾孫たちなのです。彼らが無事に住み続けられるようにしてあげたいものです。
そのために科学的な知識を持って、環境を良い方向へ変えていくことは、地球をも守る事なのです。